母と刈払機
みなさま、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は家の雑務と、実家の草刈り、あとは子供に遊んでもらいました。
10年ほど前、母に「茶畑の笹が鎌で刈るのがけったるい(茨城弁で大変だ、疲れるの意)から、ぐるぐる回る草刈り機を買いにつれってくれねえかな。」と言われ、となりまちのホームセンターまで見に行きました。
いざ、実物を見ると思いのほか大きくて、小柄な母に背負わせてみるととても重くて無理そうでした。小さいのはないかなと探すとコンパクトな草刈り機を見つけました。これならいけそうと思い、母に背負わせてみると重さも軽く、案の定いけそうな感じでした。しかし気になるのがこれは他のものと違ってエンジンがついていない。どうやらバッテリーで動く電動だそうな。あの広大な畑の草を刈るのに、電動だと30分くらいしかできないんじゃないかと思い、ベテランそうな店員さんを呼んで相談してみることにしました。
「これはどのくらいの時間、稼働できるのですか?」
「30分くらいです。そもそも何を刈るんですか?」
「笹がたくさん生えているので、母が手刈りだと大変なので草刈り機を買いに来たんです。」
「この電動で笹は無理です。笹ならあちらのエンジンの刈払機でないと刈れません。」
「しかし母が使うので、あれは大きいし、重すぎます。この電動で笹は全然ダメなんですか?母には・・・」
「息子さんがやればいいじゃないですか。」
「!?」
(確かにそうか・・・その発想はなかったな。店員さんに感謝💛)
そんな流れでこの10年ほど、草刈りは年2回、私の仕事になっています。
高齢になっていく母の手助けになればと思い草刈りしてます。
でも、こんなご褒美ももらえたりします。
早々に掘って、早速母に渡し、下茹で・味付けまでやってもらって持って帰ります(笑)。
母を助けるのも、頼るのも親孝行かなと・・・
院長