腰痛を誘発する筋肉④　多裂筋

多裂筋は尾てい骨～各背骨に細かく割れてつく筋肉です。この筋肉が働くことで体を後ろに反らすことができます。左右片方ずつ働くと体を横に倒します。

この筋肉は姿勢を保持するために必要な筋肉なので、長時間の中腰、立ちっぱなし、座りっぱなしでいると負担がかかり、背骨の中央あたりに痛みを感じ、ひどくなるとおなか～おしりのあたりに痛み、しびれを感じてきます。

この筋肉のケアは正座ができれば、正座した状態で両手を床に這わせおしりを後ろに、背中は丸めていきます。正座が無理であれば、仰向けの体勢で自分のひざを抱っこして引き寄せて下さい。両方とも軽くツッパリを感じる程度で、強くやりすぎると肋骨を痛めてしまうことがあるので気を付けてください。テニスボールで圧を掛けるやり方は背骨と、背骨の横の盛り上がった筋肉の間の奥深くなので効果は期待できません。

また腰痛の誘発筋を紹介していきます。

院長