骨盤矯正とは
結論から言ってしまうと、各先生方の考えによるという事になるのですが、エビデンスや臨床経験に左右されるというところでしょうか。
ゆう整骨院の院長の見解によりますと、骨盤矯正は大きく分けて三つです。
①仙腸関節の矯正
赤字のところが仙腸関節です。2mmほど動くと言われています。AKA療法はここを動かして痛みを改善します。
②腰仙関節の矯正
青字のところが腰仙関節です。院長が行う骨盤矯正はここにアプローチすることが多いです。厳密には仙腸関節を介しての矯正になります。多くは反り腰による腰痛に対して行います。
図のように反り腰による腰痛は骨盤が前傾することにより発生しますので、関連する筋肉の過緊張を解いた後、骨盤を後傾方向の正常位に戻します。図では後傾に猫背が伴っていますが、猫背は前傾による反り腰のバランスをとるために発生します。
③産後の骨盤矯正
これはいわゆる骨盤が開いてしまった後に行う骨盤矯正です。本来は仙腸関節は骨盤が傾く方向に2mmほど動くだけですが、産前・産後はホルモンの働きにより普段はガチガチの仙腸関節がゆるく抜けるようになります。このときに仙腸関節をしっかりした位置に戻してあげないと産後に腰痛が発症してしまうことになります。・・・まだまだ話が長くなってしまうので、産後の骨盤矯正はまた別コラムで書きます。
いろいろな先生方のご意見があり、患者さま側でも混乱してしまうと思います。できるだけ分かりやすく、簡潔にまとめてみました。何か分からないことがあれば、どうぞ質問欄から質問してください。
院長